荷物を送るとき、どの配送方法が一番使いやすくて、お金もあまりかからないのか、悩むことってありますよね。

特に最近では、宅配便に加えて「レターパック」という方法もよく使われるようになってきました。

レターパックは、コンビニや郵便局などで簡単に買うことができて、その場ですぐに使えるのが大きな魅力です。

使い方もとてもシンプルで、サイズや重さに気をつければ、誰でもすぐに送ることができます。

でも実際にレターパックを使って荷物を送ろうとすると、宛名や送り主の欄に「様」という文字が最初から印刷されていて、これをそのままにしておいてよいのか、それとも消すべきなのか、よく分からない人も多いのではないでしょうか。

私自身も以前、発送者の欄にある「様」をどう扱うべきか悩んだことがありました。

「様」は相手への敬意を表す言葉なので、自分の名前につけるのはちょっと変かな、と考えたことがあります。

そこで今回は、レターパックの基本的な使い方に加えて、送り主や宛先の「様」の正しい取り扱い方について、誰にでもわかるように、ていねいに解説していきたいと思います。

宛名や発送者の「様」はそのままでいい？迷わないための書き方ルール！

レターパックは、日本郵便が提供しているとても便利な配送サービスのひとつです。

全国どこでも、重さ4キログラムまでなら、定額の料金で送ることができます。

しかもコンビニや郵便局だけでなく、インターネットでも注文できるので、急に必要になったときにも安心です。

特に、ちょっとした書類や小物を送りたいときには、レターパックはとても使いやすい方法です。

レターパックには2つの種類があり、それぞれに特徴があります。

【宛先欄】

【発送者欄】

【その他欄】

ここで気になるのが、発送者の欄にも「様」という敬称が入っていることです。

普通は、相手の名前にだけ敬称を付けますが、自分の名前にまで付けるのはちょっと違和感がありますよね。

この「様」は残してもいいのか、それとも消すべきなのか？

答えは、「送る相手と場面によって使い分ける」のが正解です。

TPOに応じて「様」を使い分けよう！ビジネスとプライベートで違う判断基準

レターパックにおける「様」の扱いは、実は使う場面によって変わります。

特に、仕事で使う場合と、家族や友人に送る場合とでは、気をつけるべきポイントが異なります。

ビジネスの場面では「様」は消してマナーを守ろう！

職場では、お客様や取引先とのやり取りで、手紙や荷物を送ることがよくありますよね。

そのときに大事なのは、相手に失礼のないようにするマナーです。

レターパックをビジネスで使うとき、発送者の欄に自分の名前が「様」付きで書かれていると、「自分で自分に敬語を使っている」ように見えてしまい、違和感を持たれるかもしれません。

そのため、ビジネスシーンでは、「様」はきちんと消してから送るのがマナーとされています。

また、発送者欄には「ご依頼主」や「おところ」など、敬語表現が印刷されていることもあります。

これらも、自分の情報にはふさわしくないため、削除してから使うのが望ましいです。

敬語表記の削除は丁寧に行うのがポイント

発送者の欄にある敬語表記を消すときは、以下のように修正しましょう。

黒色のペンは公式文書にも使える色なので、ビジネスの場面にもぴったりです。

できれば赤や青のペン、修正テープや修正液は避けたほうがよいでしょう。

なぜなら、消すこと自体が目立ってしまったり、不自然に見えることがあるからです。

「様」の消し方って？ビジネスでも安心な方法を紹介！

「様」や敬語表記を消すとき、どのように消せばよいのか迷ってしまう人も多いですよね。

きれいに消すには、いくつかのポイントがあります。

このようにシンプルな方法で消すのが、最もおすすめです。

とくに、ビジネスでは清潔感や整った印象が求められるため、文字の修正も丁寧に行うことが大切です。

友人や家族に送る場合はどうする？個人利用時の「様」の扱い方

レターパックを使って、友達や親せきにプレゼントやお土産などを送るときもありますよね。

こうした個人的なやり取りでは、「様」をそのままにしておいても、問題になることは少ないです。

でも、場合によっては「ちょっと気になる」と感じる相手もいるかもしれません。

特に、義理の家族や年上の親戚など、礼儀を大切にする相手に送るときは、「様」を消しておいた方が安心です。

また、相手に良い印象を与えるためにも、丁寧に記入することは大切です。

敬語の削除方法はビジネスと同じく、黒いペンで二重線を引くのが基本です。

こうしておくと、どんな相手に送っても安心して対応できます。

「様」と「御中」の違いをしっかり理解！正しく敬称を使い分けよう

敬称の使い方は、ちょっとしたことですが、相手への印象を大きく左右します。

とくにビジネスの場では、正しい敬称を使っていないと、「この人、マナー知らないな」と思われてしまうことも。

そこで知っておきたいのが、「様」と「御中」の基本的な違いです。

つまり、相手が一人の人間で名前がはっきりしているなら「様」を、部署や会社全体に送るなら「御中」が適切というわけです。

たとえば、営業部全体に書類を送る場合には「御中」を使い、営業部の佐藤さんに送りたい場合は「佐藤様」とします。

レターパックの宛名欄には、あらかじめ「様」と印刷されている場合があります。

その印刷をそのまま使うと、相手によっては失礼になる可能性があります。

ですので、内容に合わせて敬称を変更することが大切です。

「御中」は誰宛？どうやって使う？組織への宛名の書き方を具体例で解説

「御中」は、その組織や部署の誰かが読んでくれればいい、というときに使う敬称です。

たとえば、役所や学校、企業などで、担当者が特定されていない場合にぴったりです。

レターパックの宛名を書くときも、「御中」が適している場面はたくさんあります。

たとえば以下のような宛先です。

個人を指定しないぶん、間違った相手に届くことが少ないのも利点です。

「様」を使うタイミングは？個人宛の正しい書き方をチェック！

反対に、「様」は個人名が宛名に含まれているときに使います。

特定の相手に対して手紙や書類を送るときには「様」を忘れずに使いましょう。

とくに、担当者が決まっているケースや、以前からやり取りしている相手には「様」が適しています。

ただし、役職が書かれている場合は注意が必要です。

ただし、「山本一郎 部長」のように役職名が最後にくる場合は、「様」をつけないケースもあります。

返信用レターパックの作成手順を詳しく解説｜相手に気持ちが伝わる書き方とは

書類のやり取りでは、返信をお願いするケースも多くありますよね。

その際に便利なのが「返信用レターパック」を一緒に同封しておくことです。

作成の流れはとてもシンプルですが、いくつか気をつけるべきマナーも存在します。

以下の手順で準備してみましょう。

「行」と書く理由は、受取人が「様」を書き足して送り返せるようにするためです。

ちょっとしたことですが、こうした配慮が相手に伝わります。

返信用レターパックで注意すべきポイントは？失礼なく準備するコツ

返信用レターパックを送る際には、次のようなポイントを押さえておきましょう。

これを意識するだけで、相手に丁寧な印象を与えることができます。

このような細かい気配りが、ビジネスマナーとしてとても重要になります。

レターパック返信用マナー！様は消す？シーン別で解説のまとめ

レターパックは、荷物を簡単に送れるとても便利なサービスです。

ですが、ただ送るだけではなく、マナーや敬称の使い方を守ることがより大切になります。

まず、自分自身を「依頼主」として記入する場合には、「様」は不要なので必ず消しましょう。

宛先が企業全体や部署の場合には「御中」を。個人が明確であれば「様」を使用します。

返信用レターパックを用意する場面では、自分の情報を正確に書き、相手が返送しやすいように工夫を凝らしましょう。

「様」を「行」に変えるだけでも、相手に安心感を与えることができます。

マナーを守ることは、相手との信頼を築くうえで非常に重要です。

正しく宛名を書き、敬称を使い分けることで、より良いコミュニケーションが実現します。