最近では、スマートフォンやパソコンを使った連絡手段が主流となり、手紙を書くという文化が少しずつ薄れてきています。
その影響もあり、昔はどこのコンビニでも見かけた便箋が、今ではあまり置かれていないことも増えてきました。
便箋がコンビニで買えるかどうかは、お店ごとに違っており、同じチェーンでも場所によって対応が異なります。
特に目にすることが多いのが、コクヨから出ている「書翰箋(しょかんせん)」という縦書きタイプの便箋です。
この便箋はとてもシンプルで、手紙を書くことに慣れていない人にも使いやすくなっています。
ただ、種類はそれほど多くなく、封筒とのセットで販売されているレターセットは、見つけるのが難しいです。
コンビニで探すときは、文房具が置いてあるコーナーを確認するのがポイントです。
コンビニ以外にも、便箋を買える場所はたくさんあります。
たとえば、100円ショップではデザインや種類が豊富に取り揃えられていて、予算に応じた選び方ができます。
また、文房具店なら専門的な便箋や封筒を探すこともでき、選ぶ楽しさも感じられます。
夜遅くや深夜に便箋が必要な場合には、ドン・キホーテや一部のスーパー、ドラッグストアなどが便利です。
どうしても便箋が用意できない場合には、退職届などの用途なら、コピー用紙などで代用することもできます。
コンビニで便箋は売ってるの?
実際にコンビニで便箋が手に入るかどうかは、店舗ごとの仕入れや売り場の広さによって大きく変わります。
最近はネット上の口コミなどを見ても、「置いてなかった」という声が目立つようになってきました。
昔は複数の種類が売られていた店舗も、現在では1種類しか置いていないというケースが多いです。
特によく見かけるのが、コクヨの「書翰箋」という縦書きの便箋で、シンプルなデザインが特徴です。
サイズは「色紙判」と呼ばれる230ミリ×177ミリのもので、15行の縦罫が入っています。
用紙の質は白上質紙で、70枚入りとなっており、値段はおおよそ200円前後で購入できます。
この便箋は、長形4号の封筒にぴったり収まるような大きさに作られているため、郵送にも便利です。
筆者の家庭でも、20年以上前に購入した同じ便箋が、今でも書類棚に残っていて驚きました。
それだけ長く販売され続けている、安定した定番商品だと言えるでしょう。
コンビニ各社の便箋取り扱い状況【一覧表】
以下に、主要なコンビニチェーンごとに便箋がどのように取り扱われているかをまとめました。
これを見れば、どのコンビニに行けば便箋を見つけやすいかが一目で分かります。
コンビニ名 | 便箋の有無 | 主な取扱商品 | 備考 |
---|---|---|---|
セブンイレブン | 一部あり | コクヨ「書翰箋」 | レターセットの取り扱いは少ないです |
ローソン | 一部あり | コクヨ「書翰箋」 | 無印良品の文具はあまり置いてません |
ファミリーマート | 一部あり | コクヨ「書翰箋」 | 過去には数種類の便箋を見かけました |
ミニストップ | 少数あり | 簡単な便箋や封筒 | 文房具の品ぞろえが少ない印象です |
デイリーヤマザキ | 少数あり | 商品不明 | 店舗によりかなり差があります |
セイコーマート | 少数あり | 商品不明 | 地域によって対応が分かれています |
封筒・切手・レターセットはコンビニで手に入る?
便箋だけでなく、手紙を送るのに必要な封筒や切手も揃えたいという方もいるでしょう。
封筒と切手に関しては、ほとんどのコンビニで手に入る可能性が高いです。
ただし、レターセットのようにデザイン性のある商品は、扱っていない店舗が多いようです。
切手は基本的にレジカウンターで販売されているので、商品棚には置かれていません。
購入したいときは、店員さんに「84円切手ください」や「110円切手ありますか?」などと尋ねれば大丈夫です。
なお、定形郵便物の料金は、2024年10月の郵便料金改定で値上がりしていますので、最新情報を確認してください。
現在は、12センチ×23.5センチ以内、厚さ1センチ以内、重さ50グラム以下の手紙には、110円切手が必要です。
封筒には、表面に宛名と住所、裏面に差出人の情報を書くのが基本です。
切手は封筒の左上にきちんと貼りましょう。
書き方に自信がない方は、郵便局の窓口に持って行けば、やさしく教えてもらえるので安心です。
便箋を買うなら、コンビニ以外の選択肢も便利!
昔は、手紙をよく書いていた人も多く、コンビニの文房具コーナーには便箋が当たり前のように並んでいました。
しかし、今ではLINEやメールでの連絡が主流になり、手紙のニーズが減ったことで、便箋の取り扱いも減っています。
コンビニでは定期的に品ぞろえの見直しが行われており、売れ行きの少ない商品はすぐに棚から外されてしまう傾向があります。
それでも、「急に必要になった」「夜に手紙を書きたい」などの理由で、便箋を買いたい場面はあるでしょう。
そうしたときに頼りになるのが、ドン・キホーテや24時間営業のスーパーです。
これらの店舗では、夜遅くでも文房具を取り扱っていることが多く、コンビニよりも品ぞろえが豊富な場合もあります。
また、100均ショップでは、縦書きだけでなく横書きの便箋や、イラストが入ったおしゃれな便箋も揃っています。
文房具店なら、より高品質な紙を使った商品や、手触りの良い便箋も選べるので、贈る相手に合わせた選び方も可能です。
コンビニ以外で便箋やレターセットが購入できる場所
コンビニで便箋が見つからない場合でも、心配はいりません。
便箋やレターセットは、ほかにもいろいろなお店で手に入れることができます。
中でも、100円ショップはコスパがよくて種類も豊富なので、まずチェックしてみるのがおすすめです。
他にも、文房具店やホームセンター、百貨店、雑貨店などがあります。
ネットショップも、じっくり選びたいときにはとても便利です。
自分に合ったスタイルのお店で探してみましょう。
100円ショップ
100円ショップは、文房具を安くそろえられる人気の場所です。
ダイソー、セリア、キャンドゥなど、全国に多くの店舗があります。
これらのショップでは、便箋やレターセットがとても充実しています。
デザインも豊富で、かわいいキャラクター柄やおしゃれな洋風・和風デザインも見つかります。
封筒や筆記用具も一緒に買えるので、まとめてそろえたいときにぴったりです。
以下のような商品があります:
商品カテゴリ | 内容・特徴 |
---|---|
便箋 | 縦書き・横書きがあり種類も豊富 |
レターセット | 封筒・便箋・シールのセットが人気 |
封筒 | 小型から角形までそろう |
筆記用具 | ボールペン・万年筆など多種多様 |
郵便で手紙を出すなら、コンビニや郵便局で切手を購入しましょう。
文房具店
文房具店は、便箋やレターセットを専門的に取り扱っているお店です。
シンプルなビジネス用から、かわいいデザインまで幅広い品ぞろえがあります。
特に大型の文房具店では、種類がとても豊富です。
紙の質感や印刷の細かさにもこだわった商品が多くあります。
また、本屋の中にある文具コーナーでも、便箋が売られていることがあります。
近くに文房具専門店がないときは、書店もチェックしてみるとよいでしょう。
ホームセンター
コーナン、カインズ、DCMなどのホームセンターにも文具コーナーがあります。
日用品を買うついでに、便箋を探すこともできます。
置いてある種類はそこまで多くはありませんが、実用的な商品がそろっています。
コクヨの「書翰箋」や、ミドリの「きれいな手紙が書ける便箋」などがよく見かけられます。
簡単なレターセットや、実用本位の便箋を買いたい方にはおすすめです。
百貨店・雑貨店
百貨店や雑貨店は、品質の良い便箋を探すのに向いています。
伊勢丹、大丸、そごう、三越などの百貨店では、上品で高級感のある便箋がそろっています。
一方で、ロフト、ハンズ、無印良品、ドンキホーテなどの雑貨店では、ユニークなデザインの便箋もあります。
ドンキは夜遅くまで営業しているので、急に必要になったときにも便利です。
雑貨店では以下のような商品が見つかります:
店舗名 | 特徴 |
---|---|
ロフト・ハンズ | オシャレでトレンド感のある商品が多い |
無印良品 | シンプルで落ち着いたデザイン |
ドンキホーテ | 低価格で種類も豊富、深夜営業も対応可 |
スーパー
スーパーでも、文房具を取り扱っているお店は少なくありません。
特にイオンのような大型スーパーでは、便箋の種類も充実しています。
マックスバリュなどの店舗では、コクヨの書翰箋に加えて、淡い色合いのレターセットなども見つかります。
日常の買い物と一緒に文具もそろえられるので、主婦や家族連れにも便利な選択肢です。
ドラッグストア
ドラッグストアでも、意外と便箋が手に入ることがあります。
マツモトキヨシ、ココカラファイン、クスリのアオキなど、全国展開のチェーン店で取り扱われていることがあります。
文具コーナーが設置されている店舗では、基本的な便箋や封筒が並んでいることも。
また、深夜営業や24時間営業の店舗もあるため、急ぎのときに助かる存在です。
郵便局
一部の郵便局では、便箋やレターセットが販売されています。
郵便関連の商品が中心なので、封筒や切手とあわせて購入できて便利です。
ただし、営業時間が短いことや、すべての郵便局で販売されているわけではない点には注意が必要です。
特に土日や夕方以降の時間帯には閉まっていることもあります。
オンラインショップ
便箋をじっくり選びたい方には、オンラインショップもおすすめです。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでは、数千点以上の商品がそろっています。
自宅にいながら比較・検討ができて、ゆっくり選べるのがメリットです。
デザイン性が高いものからシンプルなものまで幅広く、用途に応じて選べます。
以下はネットショップの特徴です
特徴項目 | 内容 |
---|---|
商品の種類 | 和風・洋風・キャラものなどが多数 |
利便性 | 自宅で購入・受取が可能 |
在庫状況 | 実店舗よりも在庫が安定している場合が多い |
退職願を書くときに使う便箋は、コンビニで手に入るの?
仕事を辞めるときに使う退職願を書くためには、きちんとした便箋が必要です。
でも、急に必要になることもあり、近くのコンビニで手に入るか気になる人も多いでしょう。
さきほどもお話ししましたが、コンビニでは便箋の品ぞろえがとても少ないです。
あっても、ほとんどの場合は縦書きの罫線が入ったものが1種類だけというケースが多いです。
でも、会社のルールや就業規則などで、特別に「この用紙を使ってください」という決まりがなければ、コンビニの便箋でも問題ありません。
むしろ、退職願では無地の白い用紙が好まれるため、コピー用紙でも十分なことが多いです。
また、便箋だけでなく、それを入れる封筒にも気をつけたいポイントがあります。
一般的には、郵便番号の欄が印刷されていない、まっ白な封筒を使うのがマナーとされています。
便箋と封筒のサイズを合わせて使うと、より丁寧な印象になります。
以下の表を参考にしてみてください。
用紙のサイズ | 使う封筒のサイズ | 折り方と使い方 |
---|---|---|
A4サイズ | 長形3号(120×235mm) | 三つ折りにして封筒に入れる |
B4サイズ | 長形4号(90×205mm) | 三つ折りにして封筒に入れる |
そんなときは、100均のお店を活用しましょう。
ダイソーなどでは、「退職願用便箋・封筒セット」という商品があり、テンプレートも入っているので、初めての人でも迷わず書けます。
好きなデザインの便箋をダウンロードして、自分で印刷する方法もある
もし、急に便箋が必要になったけどお店が開いていなかったり、コンビニに行っても売っていなかったりすることがあるかもしれません。
そんなときには、自分で便箋を作るという方法もあります。
といっても、紙に自分で線を引くわけではありません。
今はインターネットで無料のテンプレートをダウンロードできるサイトがたくさんあります。
自分の好きなデザインや色を選び、パソコンやスマートフォンで保存して、家のプリンターで印刷するだけでOKです。
自分だけのオリジナル便箋が簡単に作れます。
プリンターを持っていない人でも大丈夫です。
ネットプリントというサービスを使えば、コンビニでデータを印刷できます。
例えば、ファミリーマートやローソンでは、専用サイトにアクセスして画像やPDFファイルをアップロードし、番号を発行してもらいます。
その番号をコンビニのコピー機に入力すると、印刷できる仕組みです。
コンビニでできるので、時間や場所にとらわれず、とても便利です。
コンビニで便箋は売ってる?各社の取扱比較とコンビニ以外の選択肢のまとめ
最近は、コンビニで便箋を見つけるのが少しむずかしくなっています。
以前は文房具売り場でよく見かけましたが、今は種類も少なく、取り扱いのないお店も多くなっています。
販売されている場合でも、ほとんどがコクヨの縦書きタイプで、選べる幅はかなりせまいです。
それでも、時間帯や場所によってはレターセットなどが手に入ることもあるので、あきらめずに探してみるのもよいでしょう。
もっとたくさんの種類から選びたいなら、100円ショップや文房具店に行くのがいちばん確実です。
かわいい柄の便箋や、季節に合わせたデザインのものも見つかります。
夜間などお店が閉まっている時間なら、ドン・キホーテやイオンなどの大型店舗、または一部のスーパーやドラッグストアを探すのも手です。
退職願を書くための用紙として便箋を探している場合は、白いコピー用紙でもOKなことが多いので、あまり悩まずにすぐ準備できます。
封筒のサイズや色にも注意して、しっかりマナーを守って提出しましょう。
どうしても紙の便箋が見つからないときは、ネットからテンプレートをダウンロードして自分で印刷する方法も活用してみてください。
いろんな選択肢を知っておくことで、急に便箋が必要になっても安心して対応できます。